【ふたご座の伝説】英雄兄弟の冒険物語

今日は、黄道十二星座の
「ふたご座」にまつわるお話を
紹介していくぞ!

みつごの私達としては
絶対に見逃せないエピソードだね!

DarkWorkXによるPixabayからの画像

ふたご座の伝説

ある日、最高神ゼウスが下界をながめていると、泉で水浴びを楽しんでいる美しい女性が目にとまりました。女性はスパルタ王テュンダレオスの妻で、名前をレダといいます。その美しさにいてもたってもいられなくなったゼウスは、自らの体を白鳥へと変えると、レダのもとへと飛んでいきました。

泉のほとりで遊んでいたレダは、この世のものとは思えないような美しい白鳥が舞い降りてきたのに気づきました。白鳥は優雅な足取りで近づいてくると、レダに体をすりよせてきます。美しい毛並みに魅了されたレダが白鳥を抱きしめて体をなでていると、つぎに気がついた時には、ゼウスのたくましい腕の中に抱かれていたそうです。

幻でも見たかのような気分で夫の元に帰ったレダは、その後、子供を身ごもりました。
そしてなんと、レダから生まれてきたのは2つの卵だったのです。

これが、ふたご座伝説の

はじまりの場面というわけだ

まーたゼウスさんの
いつものやつ……

今回はオシャレな白鳥に変身した結果
卵を産むことになったという
すこしふしぎ展開になっているな

レダさんが生んだ2つの卵から

ふたごの兄弟が産まれたのかな?

じつはこの卵には、それぞれ双子が入っていて
合計で4人の子供が産まれることになるんだ

1つ目の卵からは双子の男の子、カストルとポルックスが産まれ
2つ目の卵からは双子の女の子、ヘレネーとクリュタイムネーストラーが産まれました。

弟ポルックスと姉のヘレネーはゼウスの血を受け継いだ「不死身の体」を持っていて、兄のカストルと妹のクリュタイムネーストラーはテュンダレオス王の血を受け継いだ「普通の人間の体」を持っていたそうです。

ふたご座の双子って
2組いたんだね~

姉妹の方のヘレネーは大変な美貌の持ち主で
神々をも2分したと言われるトロイア戦争の
キッカケにまでなってしまうんだが

今日はふたご座のモチーフとなった兄弟
カストル&ポルックスの方を
メインで見ていくことにしよう

カストルとポルックスの兄弟はとても仲がよく、いつでもお互いを助け合って成長していきました。カストルは馬術が非常に上手く、ポルックスは拳闘が得意なたくましい若者に育っていったそうです。

彼らは神話に残る多くの物語に登場することとなり、やがてスパルタの英雄とまで呼ばれるようになりました。

ふたりが参加した有名なエピソード

・アルゴー探検隊の冒険物語
・カリュドーンの猪狩り
・ペリアースの葬礼競技
・ネメアの競技会

で、でたぁー!
アルゴー探検隊!!

なんだかんだ、ここまでの星座のお話で
毎回出てきてしまっているな

今回は星座となった本人たちが
バッチリ参加しているので
代表的なエピソードを見てみよう

アルゴー探検隊の物語-ベブリュクス人との拳闘試合-

イアソン王子が率いるアルゴー探検隊の船は、旅の途中で巨人族ベブリュクス人の国に立ち寄ることになりました。

この国の王様は拳闘が大得意で、訪れた旅人に勝負を挑むのが趣味だったのですが、彼に勝利しないかぎり国から出ることは許されないというルールも設けていました。そして、これまでの来訪者は全員拳闘に敗北して殺され、この国を出る事はなかったのだそうです。

この理不尽な挑戦に受けて立ったのが、拳闘の得意な双子の弟・ポルックスでした。巨人族の王との拳闘は激戦になりましたが、見事にポルックスの勝利におわりました。

ところが、この結果に腹をたてたベブリュクス人が武器をもって襲い掛かってきたため、アルゴー探検隊との激しい戦いとなりました。アルゴーの英雄たちは襲い掛かって来た敵をみごとに撃退し、無事に旅を続けることができたそうです。

へー、ポルックスさんって
すっごく強かったんだねー

ふたご座って、なんだか可愛いイメージがあるけど
この兄弟は非常に屈強な英雄で
各地の戦いで大活躍しているんだぞ

これから、ふたご座を見るイメージが
ちょっと変わってくるかも?

そんなふたりの前に
ライバルとしてあらわれたのが
イダスとリュンケウスという
これまた、ふたごの兄弟なんだ

ライバルの双子兄弟

カストルとポルックスには、いとこの双子兄弟がいました。
彼らはイダスとリュンケウスという名前で、海神ポセイドンの息子と言われており、カストル達と同じくアルゴー探検隊の遠征にも参加していた英雄たちです。

ある日、カストル達とイダス達は4人で牛狩りに行くことになり、多くの牛を捕まえました。その後、捕まえた牛の配分について、イダスからある提案があったそうです。

「これから1頭の牛を4等分して、4人で早食い競争をやろうじゃないか。
 1番早く食べ終わったものが捕まえてきた牛の半分を手に入れ
 2番目に食べ終わったものが残りの半分を手に入れる、というのはどうだ?」

カストルとポルックスもこのルールに同意して、牛の早食い競争がはじまりました。
ところが、提案者のイダスは早食いがものすごく得意だったのです。
あっというまに自分の分を食べつくすと、弟のリュンケウスの分まで食べ、捕まえた牛をすべて持ち帰ってしまったそうです。

ありゃありゃ、うまく作戦に
はめられちゃったのね

ルールに承諾してしまったから仕方ないけど
これをきっかけに、2組の双子の仲は
かなり険悪になってしまったみたいだな

まあ牛を全部もっていっちゃうのは
ちょっとやりすぎだよねー

カストル兄弟の結婚式

やがてカストルとポルックスもお年頃になり、妻がほしいと思うようになりました。

レウキッポスという男の2人の娘、ポイベーとヒーラエイラという美しい姉妹に惚れたカストルとポルックスは、姉妹が草原で花を摘んでいるところを狙って連れ去ってしまいます。
その後、カストルとポルックスは合同で結婚式を挙げることになりました。

結婚式には多くの人が招かれ、ライバルの双子であるイダスとリュンケウスも参加していました。ところがイダス達は酒に酔いすぎてしまい、カストル達にむけて暴言をはいてしまいます。

「あいつら娘を連れ去るような酷い事をしておきながら、父親のレウキッポスには何の礼もしていないらしいぞwwwww」

カストルとポルックスはこの発言に非常に腹を立てました。
ふたりは以前イダス達に奪われてしまった牛をすべて盗みだし、それをレウキッポスへの贈り物としたということです。

うーん、なんていうか
どっちもどっちみたいに
なってきたかも……

英雄とはいえ、この時代の人たちは
基本的に粗忽ものだからなー

そして、この出来事がきっかけとなって

イダス兄弟との仲は取り返しがつかなくなってしまい

最後の戦いがはじまってしまうんだ

ライバルとの戦いと、ふたご座伝説の結末

もちろん、牛を盗まれたイダスとリュンケウスがだまっているはずがありません。
リュンケウスは千里眼でカストル達の居場所を見つけ出し、怪力のイダスが全身の力を込めて槍を投げつけます。カストルはその槍につらぬかれ、樫の木に串刺しとなって死んでしまいました。

激怒したポルックスはイダスとリュンケウスを追い回し、仕返しとばかりに槍を投げつけました。
ポルックスの槍はリュンケウスをつらぬき、その命を奪いましたが、その隙にイダスが投げた大岩がポルックスの頭に命中してしまいました。不死身のポルックスは死ぬことこそなかったのですが、たまらず気絶してしまったそうです。
ポルックスが絶体絶命のピンチに陥ったとき、イダスの体に天から稲妻が落ち、火を噴いて黒焦げになってしまいました。

その稲妻は、ポルックスの父であるゼウスが天空から放ったものでした。

やがて気絶したポルックスが目を覚ますと、そこはゼウスが待つ天界でした。
ゼウスから神として生きることを薦められたポルックスでしたが、いつも一緒だったカストルを亡くした悲しみを忘れることはできませんでした。

「父ゼウスよ、私はひとりで生きていくつもりはありません。
 我が分身であるカストルが死ぬのであれば、私にも死を与えてください」

この言葉を聞いたゼウスは、ポルックスの命をふたつに分けてカストルへと分け与えることにしました。こうしてカストルとポルックスの兄弟は、残りの生涯の半分を冥界で、半分を天界ですごすことになったのです。
その後、ふたりが生涯を終えるとその魂は天へとのぼっていき、夜空に輝くふたご座になったということです。

うわー、ポルックスさんの兄弟愛が
夜空に輝くふたご座になったんだ!

神話にしては珍しく
命の設定の伏線回収もされていて
すっごくステキな結末だったかもー

夜空で見ることができるふたご座は
右側がカストル、左側がポルックスだと
言われているぞ

これからふたご座を見る時は
ちょっとセンチメンタルな気分に
なっちゃうね

知識が増えると
何気ない星を見るのも
いっそう楽しくなるよな

うん!

このお話は聞いといて良かった!

オマケ

ねえねえ、セツナちゃんも
もし私が死んでしまった時には
命の半分をわけてくれたりするかな?

ええー、カレンは無茶ばっかりするからなー
そんなことしてたら
命がいくつあっても足りなさそうだぞ?

うっ、そう言われると
なんとも返しようがない……

まあ、もし、ミツキもいいって言うのであれば
3等分くらいなら、分けてあげてもいいかもな……

みつごなら、ふたごの時よりも
お得な計算になるからな~

なんともセツナちゃんらしい
素直じゃない言い方だけど……

えへへ、でも、ありがとね!

ふん、まあな

~おしまい~

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